(1)教室運営の方針

私の教室運営のモットーは「いい医師を育てること」です。いろんな疾患に興味をもち、高い技術を持ち、そして優しく豊かな人間性を持つ医師を育てたい。そうすれば、まず患者さんやその家族が幸せになり、そして医師本人が幸せになり、そしてその家族も幸せになれるはずです。時には目いっぱいあそび、時には歯を食いしばって努力する、そんな教室が私の理想です。

当科の幹部の渡教授、福井講師、大島講師、富田講師はよい臨床医であるだけでなく優れた研究者です。彼らが中心となり研究も充実し、学会でも兵庫医大の存在感が急速に増していますし、発表論文数も他大学を圧倒しています。
中国から二人の留学生たちも着実に研究成果をあげ、一流誌に何篇もの論文を発表しています。
また2014年1月からは應田講師も仲間に加わり、高い内視鏡技術で医局員を指導してくれています。現在、当科ではよい指導者と意欲あふれる医局員が本当に仲良く、信頼しあい、切磋琢磨してくれています。

(2)女性医師に対すること

また、われわれの教室には女性も多く在籍してくれています。もちろん、家庭を持っている女性医師も少なくありません。女性の場合には先ず第一にいい家庭を築きたいと考える方も多いのではないかと思います。当然です。
女性医師にはできるだけ自分の生活プランに応じた勤務を提案しています。乳幼児期には子育てに専念するのもいいし、また余裕ができれば外勤や検査、外来など、本人の希望に合わせてできる範囲で居室の業務をお手伝いいただければと思います。その意味で結婚までに消化器内科医として修練しておくことは自分自身の将来にとっても極めて有利なことです。

私の教室では全面的に女性医師を支援したいと思っています。
また女性医師に限らず、余裕をもって仕事をすることが大切です。
当科では積極的に休暇をとるようにも指導しています。
オンとオフの区別をはっきりさせる。仕事を充実させる秘訣と思います。

(3) 専門医と学位、関連病院

最終的に大学に残ったり、勤務医として勤めても、また開業するとしても消化器内科医として仕事をするなら専門医は必須ではないかと思います。また学位もあるに越したことはありません。
当科では大学院生になる医師が大勢いますが、実際にベッドを離れて研究に専念するのは大体1年程度で、後は大学、あるいは関連病院で臨床を行っています。
ただ、学位を指導するメンバーが強力で、これまで誰一人として4年間で学位を取らなかった人はいません。安心して大学院に進めます。
また大学院に行かなくとも、研究歴さえ満たしていれば学位取得が可能です。医師として働く上で、科学的なものの考え方は必須です。この意味で、医局員皆に学位を取得してほしいと思っています。
また、当科には宝塚市立病院、明和病院、神戸掖済会病院、川西協立病院、尼崎中央病院、西宮協立脳神経外科病院をはじめ多くの関連病院があります。大学と関連病院の勤務を交互に行うことで、先端医療と実地診療とを効率よく学ぶことができます。
消化器内科学 主任教授

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